LIGHT THROUGH THE NIGHT 解説ページ


制作環境
ギターは全部Jackson StarsのRRVとAmplitube3。
ボーカルはスタジオノアのVo Boothをお借りして
MXL-V67Gで録りました。

1. The Casket

Wooming:
Introです。
普段メロデスをやるときは前フリ無しで頭からドカーン!と疾走し始めるのが正義だと思ってるんですが、
メロスピということで、こういうイントロがお約束かなと思いまして。
それでもありがちなのは面白くないので、なるべく重たい雰囲気を出せるように頑張りました。

2. Light Through the Night

Wooming:
イントロからの疾走曲。待たせたなと言わんばかりのハイトーンシャウト。これもお約束。
メロディだけでなく、リフも大事にしつつ。
マスタースパークのアレンジは誰がやっても似た感じになりがちですが、
原曲Aメロを歌メロではなくバッキングに活かしたのはきすみらっぽいのではないでしょうか。
ギターソロは、なんというかルーツが丸見えですがいいんです。最初っからそれがやりたくてやってるんです。

Vocchang:
やはり2曲目の頭はハイトーンシャウトでしょう。しかもハモリつき。
私の作品は9割方そうなので、きっと私を知ってくれている方はこれを聞けば
「Vocchangだな〜」と思っていただけると信じて今回も入れてみました。
歌の内容としては、シンプルなメロディーで、単調にならないように気をつけました。
「光の柱」とは、言うまでもなくマスタースパークを指しています。
どの曲もそうですが、歌詞はキャラをイメージしその周囲の風景の描写から入り、
サビはそのキャラを象徴するようなスペルなどの言葉を入れるようにしてみました。

3. Faith of Truth

Wooming:
「Day of the Insane」からの田中アークティカアレンジ再録3連発。
かなりストレートなメロスピだと思います。
間奏部分にシンセが入ったり(勝手に入れました)
ギターソロが上達してたり胸熱。

Vocchang:
田園風景を描写し、季節感のある歌詞に仕上げてみました。夕焼けから夜に至る緑豊かな里で、
風の声に耳を傾ける東風谷早苗をイメージしていただけるとありがたいです。
原曲からして歌メロ向きなので、歌いやすかったですね。

4. Spirit of Silence

Wooming:
ある意味本アルバムのハイライトです。戦犯田中アークティカ。
そしてがに・リまたイネンという名前の出オチ感。
もちろん正体はケンカワさんです。頑張ってくれました。
Bメロのコーラスに何故かLA KIAのAKIRAさんがいます。
ちなみにドラムが短調なのはアレの完コピだからであって僕のせいではありません。

Vocchang:
百鬼夜行などの言葉に象徴されるように、日本の伝説や民話などの世界観です。
いつか西行妖が満開に咲き乱れる時、千年の時をその身に受けながら幽々子は何を思うのか。
そんな事を想像しながら書いてみました。
曲は途中から歌メロさえアレになってしまい完全にアレです。

5. Ghost Breed

Wooming:
Aメロのコード進行が変わりました。
この曲はVocchangが仮歌を録って送ってくれたんですが、
まずその時点でぶっ飛びました。なんだこのサビは…
ギターソロも進化してますね。
上手くはないですが、いいんです。進化していることに意味があるんです。

Vocchang:
原曲の雰囲気が好きなのですが、歌にするようなメロディーではないので私なりの解釈で歌ってみました。
静かな地底の一室に、「言葉を持たぬもの」が今日も訪れる。その目で見透かしても、
人の心は手に入れる事はできない。そんな内容です。

6. Over the Prominence

Wooming:
メロディックスピードデスメタル?
Aメロらへんはボ○ケーノとかを意識して作って、
こういうメロはVocchangにマッチするかなと不安だったんですが、良い感じにハマってくれて安心しました。
サビはなんとなくICDDっぽいですよね。
そして間奏部分ではデスボイスとハイトーンの、まさかのユニゾン!
怪しげなソロからのエモいリフwith大橋くん。うーん、プロミネンス(意味不明)
ラストのハイトーンは、深夜5時のテンションの賜物です。

Vocchang:
深夜5時に歌ったにしてはハイテンションな感じに仕上がりました。
自信家の霊烏路 空のイメージを大事にし、
他を圧倒する力を短めな言葉で表現してみました。
「見せてあげる この地底で最高のロマン」は私自身もお気に入りのフレーズ。
ちなみにプロミネンスとは、太陽の表面で巻き上がっている炎の事です。
大橋君と私の絶妙のプロミネンスをお楽しみください。

7. 悠久の果てに

Wooming:
田中アークティカ二年ぶりの新アレンジ。
これもまたとんでもない高さですなぁ…
レコーディングの時はワンテイク録るたびに「すげぇw」って笑いました。

Vocchang:
飛鳥時代の、日本の都の風景を想像していただけるとよいですね。
時代を超えてなおその偉業が称えられる聖徳太子の「名声失わぬ英知」と、
未熟な時代との隔たりが歌われています。
転調後の一番最後のサビのハモリで、
私でも初めて使った高さの音(hihi Cっていうやつですかね)が出てきます。
みんななんでこんな無茶な高さの曲を私に要求するんだろうと思う事がしばしばありますが、
そういう無茶に答えるのが私のポリシーでもあります。

8. Crimson Haired Lady

Wooming:
「Follow the Tracks of Crimson Hair」からの再録です。
オケを全部録りなおしました。ドラムもシンセも打ち込みなおしました。
イントロリフが前より微妙に安定してるようなしないような。
ギターソロも、以前のを元にしつつ進化させた感じで。
当時よりは哭いてる…と思うけどどうですかね。

Vocchang:
歌はですね、前と同じです。
改めて前回のCrimson Haired Ladyを聞いた時、これ以上のテイクを出せる保証がなく、
かつ新しいオケにもしっくりきていたのでそのまま流用しました。
手を抜いたわけではないのです。信じてください。
歌も新録しろというお叱りの言葉が今にも聞こえてきそうですが。